全国価格動向 半導体編

路線価、菊陽町・光の森が+22.6%で九州1位
千歳市の宅地取引価格は6年で2.1倍

国税庁が7月1日に公表した2026年分路線価で、TSMC進出地・熊本県菊陽町の光の森3丁目(県道住吉熊本線)は1㎡あたり19万円、前年比+22.6%と6年連続で上昇し、九州1位となった(全国平均は+2.9%)。一方、ラピダスが工場を置く北海道千歳市では、宅地(土地)取引の㎡単価中央値が2019年の2.80万円から2025年は6.00万円へと2.1倍になった。

全国価格動向半導体編公開統計で読む全国のホットスポット

2026年7月号|路線価(国税庁 7月1日公表)/不動産取引価格(国交省 2025年第4四半期公表分まで)

菊陽町・光の森3丁目(路線価)
19万円/㎡
前年比+22.6%・九州1位
千歳市 宅地取引㎡単価(2025年中央値)
6.00万円
2019年(2.80万円)比 2.1倍
世帯数増加率(前年同月比)
大津町+3.3%
菊陽町+2.5%・千歳市+1.5%
千歳市 宅地(土地)取引の㎡単価中央値(万円/㎡・年別)
23456116件124件140件106件87件103件59件2019202020212022202320242025㎡単価中央値(万円)集計件数2.803.013.594.705.245.456.00
国土交通省「不動産情報ライブラリ」の個別取引データ(千歳市・宅地(土地)、取引価格情報+成約価格情報)から年別の㎡単価中央値を当紙が集計。薄い棒はその年の集計件数。2025年分は公表済みデータ(2025年第4四半期公表分)まで。
人口・世帯数住民基本台帳(千歳市=6月1日、菊陽町・大津町=6月30日現在)
市町人口前年比世帯数前年比
千歳市97,158人+8353,437+804
菊陽町44,267人+35620,339+487
大津町36,794人+26117,525+556
前年比は前年同月比。世帯数の増加率は千歳+1.5%・菊陽+2.5%・大津+3.3%。
圏域の市況(参考)中古マンション成約・2026年5月度
圏域㎡単価前年比件数前年比
札幌市32.24万円+16.7%201件▲13.0%
熊本県31.2万円+10.5%39件+19.6%
札幌市=東日本レインズ(月次平均値)、熊本県=西日本レインズ(3ヶ月後方移動平均値)。いずれも2026年6月公表の月例サマリーレポートより。

千歳(ラピダス)圏

千歳市の宅地(土地)取引は、㎡単価の中央値が2019年の2.80万円から一貫して上昇し、2025年は6.00万円となった。ラピダスは2023年2月に千歳市での工場建設を発表し、2025年4月に試作ラインの稼働を開始している。2026年分路線価の北海道平均は+1.8%で、道内の上昇率トップは富良野市北の峰町の+28.0%だった。千歳市の世帯数は5万3,437世帯と、この1年で804世帯増えた。

菊陽・大津(TSMC)圏

TSMC子会社JASMの第1工場が立地する菊陽町では、光の森3丁目(県道住吉熊本線)の路線価が6年連続で上昇し、上昇率+22.6%は九州1位。熊本県平均は+3.0%で9年連続の上昇、県内最高価格は熊本市・下通アーケードの210万円(+1.9%)だった。菊陽町の世帯数は前年比+487世帯(+2.5%)、隣接する大津町は+556世帯(+3.3%)と増加が続いている。

出典

出典:国税庁 2026年分路線価(7月1日公表)/国土交通省「不動産情報ライブラリ」(取引価格情報・成約価格情報)をもとに当紙集計/千歳市・菊陽町・大津町 住民基本台帳/東日本レインズ・西日本レインズ 月例サマリーレポート ※公開統計に基づく要約・集計です。実務判断は必ず一次情報・専門家にご確認ください。

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