海外不動産動向

世界12か国の住宅価格、豪州+8.1%が最大
日本は+5.0%で2位、下落は中国・カナダ・NZの3か国

国際決済銀行(BIS)の住宅価格指数で、12か国が出そろった2025年10〜12月期の前年比(名目・現地通貨ベース)は、豪州が+8.1%で最大、日本が+5.0%で2位となった。名目で下落したのは中国▲5.7%、カナダ▲3.4%、ニュージーランド▲1.3%の3か国。物価上昇分を除いた実質でみると上昇は6か国にとどまる。速報性の高い2026年1〜3月期は8か国が公表済みで、豪州は+10.0%へ加速している。

海外不動産動向12か国総覧公開統計で読む世界12か国の住宅価格

2026年7月号|12か国総覧:2025年10〜12月期(12か国が出そろった直近の四半期)

豪州(12か国で最大の上昇)
+8.1%
実質+4.3%/1年前は+5.8%
日本(12か国で2位)
+5.0%
実質+2.3%/1年前は+2.8%
中国(12か国で最大の下落)
▲5.7%
実質▲6.3%/1年前は▲8.6%
世界12か国の住宅価格指数・前年比(2025年10〜12月期/名目・現地通貨ベース)
●の大きさ=前年比の大きさ(白抜き=下落)+0.9%米国▲3.4%カナダ+2.3%英国+3.0%ドイツ+0.9%フランス▲5.7%中国+0.7%韓国+5.0%日本+2.5%香港+3.3%シンガポール+8.1%豪州▲1.3%NZ
BIS「Selected residential property prices」の2026年6月25日更新分。国ごとに公表時期がずれるため、12か国が同じ四半期で出そろうのは期末から約半年後になる。BISが国際比較用に整理した系列で、対象範囲は国により異なる(中国は主要70都市、他は全国が原則)。現地通貨ベースで円換算はしていない。地図は簡略化した略図。
前年比の上位6か国2025年10〜12月期(%)
名目実質26年1〜3月
豪州+8.1+4.3+10.0
日本+5.0+2.3
シンガポール+3.3+2.1
ドイツ+3.0+0.9
香港+2.5+1.2+7.8
英国+2.3▲1.1+0.9
実質=消費者物価で割り戻した値。「26年1〜3月」は名目の速報値で、—は未公表。
前年比の下位6か国2025年10〜12月期(%)
名目実質26年1〜3月
フランス+1.0+0.1+0.2
米国+0.9▲1.7+0.6
韓国+0.7▲1.6+1.8
ニュージーランド▲1.3▲4.2
カナダ▲3.4▲5.5▲4.8
中国▲5.7▲6.3▲6.3
対象範囲は国により異なり、価格水準の国際比較には使えない。比べているのは前年比のみ。

上昇圏 ― 豪州・日本・香港

豪州は+8.1%(実質+4.3%)で12か国の最大。1年前の+5.8%から上昇率が拡大した。日本は+5.0%(実質+2.3%)で2位。1年前は+2.8%で、この1年で上昇率がほぼ倍になった。香港は+2.5%。1年前は▲8.1%の下落で、2025年10〜12月期にプラスへ転じた。

下落圏と、直近1〜3月期の動き

名目で下落したのは3か国。中国は▲5.7%(実質▲6.3%)で最大だが、1年前の▲8.6%から下落幅は縮んだ。カナダは▲3.4%で1年前の▲1.8%から拡大。実質でみると上昇は6か国だけで、英国・米国・韓国は名目プラス・実質マイナス。表の右端は2026年1〜3月期の速報値。

出典

出典:BIS(国際決済銀行)Selected residential property prices(2026年6月25日更新分・現地通貨ベース、円換算なし) ※各国の指標は対象範囲が異なるため前年比のみを比較。公開統計に基づく要約です。実務判断は必ず一次情報・専門家にご確認ください。

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